Gold plating hero image

金メッキ

Pure Au / Au‑Pd‑Cu / Au‑Fe‑Ti / Au‑Cu‑Sn

金メッキとは

金(Au)を基材表面に電析させることで導電性・耐食性・装飾性を同時に付与できる表面処理です。当社では4種の金めっきを用途に応じて提供しています。

金メッキが選ばれる4つのメリット

  1. 極低接触抵抗 — 純Auは約 2 µΩ·cm と金属中でも最小クラス。微小電流コネクタに最適。
  2. 優れた耐食・耐変色性 — 酸化・硫化に不活性。屋外や高湿度環境でも安定。
  3. はんだ付け・ワイヤボンド適性 — 柔らかい純Au層は濡れ性が高く、半導体電極の標準仕上げ。
  4. 装飾バリエーション — 合金化によりピンクやホワイトなど多彩な色調を実現。

4種類の金メッキ比較

合金種硬度 (HV)色調推奨膜厚代表用途
純Au70 ± 10黄金0.1–5 µm半導体電極、精密コネクタ
Au‑Pd‑Cu150–200ピンク〜ローズ0.5–10 µm眼鏡フレーム、装飾部品
Au‑Fe‑Ti110–130淡黄0.1–2 µmリフロー耐熱型コネクタ
Au‑Cu‑Sn180–260白銀0.3–8 µmRFコネクタ、医療機器

合金別 詳細ガイド

純Au(Soft Gold)

ビッカース硬度約 70 HV と軟質で、最高レベルのはんだ濡れ性とワイヤボンド性を有します。摩耗には弱いため、摺動接点では厚膜または硬質下地を推奨。

Au‑Pd‑Cu(ピンクゴールド)

Pd 添加で硬度・耐熱性を高めつつ、Cu による温かみのあるピンク色を実現。当社は眼鏡フレーム向けに量産化済み。Ni フリーでアレルギーリスクが低減。

Au‑Fe‑Ti(耐熱・環境配慮型)

Ni/Co を含まず非磁性。低内部応力で割れが少なく、250 °C リフロー後も膜が剥離しにくい。Fe は 0.3 wt% 以下で制御し接触抵抗上昇を防止。

高松メッキ工業が選ばれる理由

  • 01 ピンクゴールド(Au‑Pd‑Cu)国内先行量産
  • 02 チタン・アルミなど難素材にも高密着
  • 03 シアンレス浴で環境負荷を低減
  • 04 ±8 %以内のオンライン膜厚管理

工程フローと品質管理

  1. 表面前処理:アルカリ脱脂 → 酸活性化 → ダブルイオン洗浄
  2. 下地めっき:Pd‑Ni または Ni‑P(無電解)
  3. 金めっき:合金浴にて電析(0.5–3 A·dm‑2)
  4. 後処理:脱シアン洗浄/純水リンス → 乾燥 → 100%外観検査
  5. 検査:XRF 膜厚測定、硬度計、クロスハッチ、塩水噴霧試験

準拠規格:JIS H 0400、ASTM B488 ほか

よくあるご質問

Q. リフロー後の変色が心配です。

A. Au‑Fe‑Ti または Au‑Pd‑Cu を推奨。耐熱後も色調が安定します。

Q. ニッケルアレルギー対応のめっきを探しています。

A. Ni/Co を含まない Au‑Fe‑Ti、Au‑Cu‑Sn が量産可能です。

Q. 膜厚ばらつきを最小にできますか。

A. 自動電源制御+オンライン膜厚モニタで ±8 %以内に管理しています。